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若冲と江戸絵画展 

7月の連休に日帰りで東京に行ってきました。当然展覧会を見ないと気にいらない私は、開館時間前には並んでいました。でも軽く100人は既にいました。

お目当ては、「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」です。上野の東京国立博物館で開催中。


『奇想の系譜』の画家として、人気の江戸時代の画家・伊藤若冲。彼や同時代の画家たちのコレクターとして有名な、アメリカ人のプライス氏の所蔵作品が一堂に紹介されています。
「プライスコレクション」と名づけられた作品の数々、約600点の中からプライス氏と東京国立博物館がセレクトした101点が展示されている、とのことです。

長沢芦雪(ながさわ ろせつ)らの描いた、勇壮なトラが「化け猫」にしか見えず、いつもながら笑わせていただきました。
誰かの作品の人物は(僧侶)は、竹中直人そっくりでした…。
などと一人で楽しみつつ、今回のお目当ては、勿論、若冲(じゃくちゅう)の「鳥獣花木図屏風」です。

「鳥獣花木図屏風」は、右隻(屏風の右側)が特に目を引きます。中央の白いゾウの周りに、いろんな動物たちが描かれています。少しイラスト的な何時に遠めからは見えます。近づくと…目の錯覚を利用した途方もない時間をかけた手法・あるいみデジタル的な感じでかかれています。具体的に言うと、細かいタイルを張り合わせたように、そのタイルも幾何学な模様を入れたりしています。
たしか、静岡県立美術館にも同じモチーフが所蔵されていたように思いますが、圧巻です。ゆっくり楽しく見れる作品でした。展覧会チラシの裏面にもあります。



また今回のもう一つの見所は、ライティングと、ガラスケースなしの展示です。
最後のコーナーでは、プライス氏の強い意思により、屏風がかつて日常的に座敷に飾られていた雰囲気を再現してあります。つまり、ガラスケース越しに見る必要はありません。その代わり距離は多少あります。作品保護のことを考えたら、それでもすごい試みではないでしょうか??
白んだ光から蝋燭のような赤みのおびた光へ、光が変化して、作品の見え方がかわってくることを、本物でみせてくれています。絵具の盛り上がり、金や銀を使った効果など、画家の本領が分かると思います。これこそ必見です!!

プライスコレクション 若冲と江戸絵画展
場所 東京国立博物館・平成館
会期 2006年8月27日まで
料金 一般 1300円



巡回予定 詳しくは各館に
2006年9月23日(土)~11月5日(日)
京都国立近代美術館
2007年1月1日(月)~2月25日(日)
九州国立博物館
2007年4月13日(金)~6月10日(日)
愛知県美術館

平成館の一階では、「親と子のギャラリー」として、鑑賞ツールやハンズオンコーナーが設けてあります。
本館の展示に比べると、手づくり感がつよくて、もう少し予算を分けてあげなよー、という気持ちになりましたし、まずは興味を持たせよう!という意志は伝わりますが、もう少し作品へ導くポイントが決まっていたら、子供も大人も楽しめるのになーと勝手に感じました。(だって来館者が多いのか、パーツが壊れて遊べないものが多いんですもの!)
20060720155320.jpg


展覧会の雰囲気につられて、若冲の「鳥獣花木図屏風」のTシャツ、約6000円を買いそうになってしましました。芦雪は3000円くらいなのに?それにしても絵葉書も150円、いい価格ですね~。収蔵作品ならば80円なのに…。まあ、経済的に見ると、本当に作品評価額だけでなく、空調や照明にいくらかけているのかわかんないくらいのすごい経費の展覧会。仕方ないでしょう。
内容はそれに似合ったものなので、たくさんの人に見てもらいと思います!!

さて「鳥獣花木図屏風」は、宇多田ヒカルの「SAKURAドロップス」プロモーション映像で使っていたと、彼女の旦那の紀里谷(きりや)さんが、昨日の「新日曜美術館」で言っていたようですよ。(それにしても「ハナちゃん」がいなくなってから、某番組は敷居がさらに高くなって、見る気分になれない…。)

本来なら時間があれば、「宮内庁 三の丸尚蔵館」でも若冲を味わうべきところ、涙をのんできました。(東京国立近代美術館の「吉原治良展」をダッシュ…。)

慌しかったですが、若冲や江戸絵画の、描きの精密さと、間の取り方、大胆な筆使い…。満足度の高い展覧会でした。
詳しくは、「弐代目・青い日記帳」さんのブログの特集を見てください。すごくイイです!事前勉強、事後の余韻にオススメです。

コメント

絵葉書

こんばんは。
TBありがとうございます。
拙ブログ紹介していただき
感謝感謝です。

絵葉書150円はちと高いですね。
三の丸が安い分よけいに高く感じてしまいます。

富山から日帰りで展覧会二つはキツイですね。(若冲と吉原治良という組み合わせがスバラシイ)
お忙しい感じがよく分かりますが、体は労わってあげてくださいね!

コメントありがとうございます

Takさん、ARTFANさん、コメントありがとうございます。
『月刊 本の窓』8月号(小学館、100円)に、山下裕二さんの文章が載っていました。
『ザ・プライスコレクション』刊行に寄せて 戦後史を物語る、幸せな日本コレクション
山下さんの軽妙な語り口と分かりやすい専門的な視点が読みやすいです。

あぁ若冲、むしょうに「涅槃図」を見たくなりました。
  • [2006/07/27 09:39]
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  • とーくる(K)
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プライスコレクション 「若冲と江戸絵画」展

東京国立博物館で開催中のプライスコレクション 「若冲と江戸絵画」展に行って来ました。(若冲の感想はこちらに書いてあります。全画像付きです!)断言できます。100回観に行っても飽きません。この展覧会。現実的な話、100回は無理としても数回は出来れば、会期中に
  • [2006/07/25 00:51]
  • URL |
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