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大竹伸朗 「全景」最高!  

念願の東京都現代美術館で開催中の「大竹伸朗 全景 1955-2006」を見てきました。
最高です。理屈なく、最高!

会場の全てを通して、今50歳前半の彼の2千点におよぶ作品があります。その時々にいろんな作風がありますが、どれも、どれも、大竹さんと対戦しているような気分になり、すごく臨場感があります。

入り口の会場案内チラシのサイズもすごく、ワクワクしてまず3階へ。
最初に少年期の作文や学生時代のデッサン。この段階から、すでに、つっこみどころがたくさんで、面白い。しかもこの人、イメージと違って、通常のデッサンとかも上手い。自画像なんてそっくり!!作文の内容がいい感じ!

会場全体が、大竹さんにつっこみ入れる感じで、すっごく惹きつけられました。網膜もスクラップブックも、ダブ平も、どのシリーズも「大竹ワールド」。
カッコ良すぎです。会場で笑ってました、だってたくさんやってくれるし、ぐっとくるし、やられぱなしに、負けないように作品を前にするこちらにも熱が入ります。


館内をフルに使った展示。展示室やロビーは勿論、「印刷物部屋」のポスターや、「映像コーナー」。図書資料室のオススメ本コーナー。この人はどこまでやってくれたのか、と、こっちのテンションをどんどん上げてくれます。

オープニングで既に見た知り合いから「大竹バンザイ~」って会場だから、身振り付きで感想教えてもらっていたのですが、まさに納得。
すっげー、です。絶対必見!!!


勿論、作品には静寂もあったり、深みに心奪われる箇所も度々。色調の独特さ、線の繊細さ、繰り返し出るモチーフなど、いわゆるアートっぽい見方でも存分に楽しめ、自然の立ち止まることも数々。
だけれども、やはり全体を通したら「カチンコ勝負」している感覚。強弱、静と動、内包的、客いじり(?)があるからこそ、ジェットコースター的ともいえる会場。作品を前にして、うろうろしている中で、面白いくらいどんどん自分が強気になっていきました!!実際の人物像は知らないけれども、作品から通じてくる意識-不条理と正面切って向かい合う姿勢が最高だと思います。

一つのジャンルにこだわることとか、理屈漬けになるとか、そんな小ささのない、圧倒的なチカラがあります。混沌とか反発とか、でも繊細さ(神経質さ)は、ここまでやってこそ、「文句あったら、どうぞ!」という感覚に、見ているだけでなりました。

私は特に最初のスクラップブックと最後の「釣船」にぐっときました。青緑の鹿を書いた油絵もびっくりしたし、ジャリおじさんのぶら下げもの、もいい。行けないだろうけど「別海」も行きたい…、直島も、ついでにディープ・宇和島も…。

本当、美術館に入るまでの風邪気味の体調が、一気に飛びました。でももう少し案内チラシ片手に作品名もきちんと見ていたら、ここまで熱に浮かされなく、理性で留めていたかも?
でも今時誰がここまで「酔うアート」を見せてくれるだろう???

アートうんぬん考えるなら、まずこの展覧会をみて感じた方が絶対いい、いいに違いない。

詳細は、大竹伸朗「全景」公式サイト



(清澄白河駅から美術館に向かう途中にみかけたポスター)
グッズも勿論チェックですね。今まで私は彼の文章の方が好きだったので、もう、魅力全開。通常なかなか入手できない、彼の本もたくさん並んでます。最近文庫本化された名著『既にそこにあるもの』もあり、嬉しくなりますね。
その他、「アイデア」、「ART IT」、「スタジオ・ボイス」などなど、いろんな雑誌もあり、大竹祭りですね。それだけの特集する価値のある展覧会です。

ミュージアムショップは宝の山です。大竹ファンには天国でしょう。

でもその中身は挑戦的な藍染めの手ぬぐい、どこに着ていけるんだよ!と叫びたくなる服…。ここでも、やってくれています。「おーい、そこまでするか???」(何故か大竹さんに敬意を持っていても、言葉が悪くなる…。不思議)

さて私は、迷わずカタログを予約してきました。
カタログ代金6300円+送料1000円。
作品図版と会場写真も込みだそうです。12月に完成予定とお店の方は言ったけれど、悪いけれどあの会場みたら絶対ムリだろうと思います。別に、大竹さんが納得するものなら、いつまででも待っても全然平気ですね。

言葉にはしにくいけれども、本当に、すごく自分の感度を上げてくれる、パワーを対決しながら巻き起こしてくれる感覚…。最低もう1回は見たいです。私もすっかり熱病のように大竹病にかかったのかもしれません。

面白そうな各種イベント。特に講演会には朝10時の開館時から多くの人が並んでいるらしい。初日の「1人目の鑑賞者」となるべく並ぶ様子もすごかったそうだし、りりーさんの時は朝から聴講希望者が100人は列つくってたとか…。(噂だけ?)

今度行くなら土日がいいかもしれません。どうやら本人がよくいて音を鳴らしているらしいし、続々と館内で大竹エリア増殖しているらしい…。

大竹さんの作品、オペラシティーでみるのが大好きで、デュシャンや武満徹との兼ね合いで感じるのが好きです。でも都築さん系も外せません。どれもごった煮でクラクラします。
そうえいば、渋谷のギャラリーTOMでも東野芳明へのオマージュ展に小品が1点飾ってありました…。静かな感じの作品でした。(先に見ていて良かった。この展覧会みた後にはキツイでしょう…)

しかし何といっても、東京都現代美術館の大竹伸朗展。2006年最高の展覧会は、今日の段階ではこれしかないでしょう。
展示の面白さもナンバーワンだと思いました。

10月最後の日に、すっきりする程、アーティストのチカラを感じまくりました!

追加:他の方の面白いブログで、観覧料を点数で割ると、1点8銭とありました。追随して計算してみると、富山から新幹線+バスで行っても、1回1点12円で見れます。なんだかお得だ!

コメント

行ってみようかナァ

とーくるさん、すごい入れ込みようですね~(笑)
ここまで言われると「見に行かなきゃ」かな、という気になります。
中旬に上京の機会があるから、ちょっと頑張って時間を見つけてみようかな・・・。

熱意

こんにちは。
TBありがとうございます。

大竹氏に対する「熱意」感じます。ひしひしと。

行ってきました。

この熱いブログに触発され、友人と二人でみてきました。
とにかく、あの作品数と作品から感じるエネルギー数(テンション?)の高さに圧倒されて、ふらふらになって帰ってきました。
(会場を出る間際に本人をみかけ、私はやけにニコニコしてしまいました。)
面白い時間を過ごせました。

飛行場さん、お疲れ様。私そんなに熱くないですよ!!
なんだか噂では24日はライブ?というか、「宇和島」ネオンのところで飲み会?らしいですよ…(笑)私は結局一度もご本人を見かけていませんが、気配がかなり会場に強いですからね!
今回の3回目はかなり冷静に見てきました。作品の好き嫌いも含めて。そして自分は「ファン」ではないのも、確認してきました。でも面白い2006年を代表する展覧会だと思っています。

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「大竹伸朗 全景 1955-2006」

東京都現代美術館で開催中の「大竹伸朗 全景 1955-2006」展に行って来ました。普段展覧会を観ていると「これだ!」とか「これ面白いな~」っていう作品に出逢えたりするものです。気になったものは作品リストに丸して、後でブログに書こうなどと考えつつ観たりします。とこ
  • [2006/12/17 15:05]
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  • 弐代目・青い日記帳 |
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