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触展Ⅴ 

暑い日が続いていますが、皆さんお元気でしょうか?
さて、会期は終了してしまったのですが、前から楽しみにしていた作品と出会えたのでご紹介します。

展覧会名 ArtistsX+one 触展Ⅴ
     -触覚・視覚・聴覚 そして、体感-

会期 2006年8月6日~13日
会場 富山市民プラザ2階アトリウム、入場無料






この5年連続して開催されている「触ること」に主眼を置いた、富山在住の作家さんたちによる展覧会です。毎回特別出品のゲストを1名県外からお呼びしていらっしゃいます。

今回の特別出品は、西村陽平さん!

会場の印象をまず。作品数は22点。実際に作品に触ったり、耳をあてたりして楽しむ作品が多いです。木彫が多いですが、インスタレーションや機械を駆使したもの、水がライトアップされたものもありました。中には、音をならす(金属のインスタレーションが打楽器と化しているもの)などもありました。
木彫の削りたての感じや、木が乾ききってなくて匂いが出ているのが印象的でした。
ただし、ちびっこが多い時間帯にいったのですが、うーん、金属音が強くて「笑うしかない…」状況でした。

さて、お目当の西村さんの作品。2003年、国立国際美術館の「大地の芸術-クレイワーク新世紀」で展示されていたのを逸して以来、どうしても出会ってみたかったものが展示されていて嬉しかったです。タイトルは違っていた?けれども、コンセプト、形態は同じだったと思います。

グレー粘土の固まりに白い斑点のようなも模様があるもの。地面から約1メートルの高さでニョキっ生えてきたように、置いてあります。大人が両手で抱え込んで丁度左右の手が届く太さでしょうか?上の方が細くなっていて、中央の先っぽから白いコードが天上に向っています。
実はこれは粘土の中にラジオが入れてあるそうで、その関係のコードなのでしょう。

実際に作品の横にある椅子に座って、作品に耳をあててみる。
音は場所によって聞こえ方が違うし、頬の安定感も違う。上下いろんなところに顔をひっつけてみました。抱きついてみる。
自分だけがしっくりする場所がなんとなく見つけられたようで、嬉しかったです。
ラジオの音は、偶然初老くらいの男性たちの笑い声が聞こえてきて、なんだかほのぼのとした気持ちになりました。

暑い中頭がぼーっとしそうな時に、イライラを吸い取ってくれ、何となく全てを受け入れる、あるいは受け流す…そんな「かろやかさ」を授けてくれたように思いました。
他の人が目を閉じて、耳を澄まして、作品に体を預けている様子を見るのも、自分が作品と触れ合っているのと同じように、楽しい、豊かな光景でした。
触るとこと、五感を使うことは、心地いいことだなーと、作品とコミュニケーションしながら、改めて感じました。


でも作品にこんなに「毒」を出していっていいのかな?この中の空洞はおそろしいことになっているんじゃないか、とも。梶井基次郎の『檸檬』の様に、作品にいつ破裂するかもしれない眠っている爆弾のようなブキミさも覚えつつ、それでもやはり、爽やかな気持ちで帰宅させていただきました!
触展は移動展として「触展in fuchu」も開催されます。
8月19日~24日まで、富山市婦中ふれあい館で開催されるとのことです。
詳しくは、触展のHPを是非チェックしてください。

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