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「パリで学んだ画家たち」@富山近美で岡本太郎 「明日の神話」を再度みる 

富山県立近代美術館で
「パリで学んだ画家たち フランスでみた光」をみてきた。

パリ展チラシ表

東日本大震災後初の「明日の神話」(油彩画ヴァージョン)である。壁画と違った、見え方がするので、油彩も案外好きで見てるほうだと思う。

正直、見てどんな気持ちになるのか、自分を試すようなところもあった…


さて、企画展全体の話。

企画展だが、コレクション展(収蔵品展)。だから全館500円で見れるのは大変うれしい。

企画展自体は、約100年の日本人の洋画家と版画家が、パリに行った人を生没順に展示。

へーーと思う人がパリにいってる。
美術史的な立場というより、大人向けのはずかしくなく気軽に楽しめる普及的展覧会だろう。
素朴な展覧会で疲れないw



見所?は、岡本太郎が2点。あと10年以上ぶりにまとめてみる金山康喜が6点?と大型も含めての前田常作が5点かな??
金山と前田だけがフランスに行った前、後の比較がきちんとできてる。
あとは、悲しいかな、どこからも借りてこなくて切り口勝負の展覧会だけあって、パリ期の作品がジャストにあるわけとはいえない。(少しはあるけど…)

作家の言葉がパネルになってたり、美術史的すぎないパネルが、読むのは面倒だか役立つかも…
中央で座って読むこともできるが…

2階の「常設Ⅰ」のピカソらからはじまる、「20世紀美術の流れ」と併せてみると、日本だけでなく、美術の流れがなんとなくつかめて、今があるのが分かる。
この人たちと交流があったのが、日本人なの?とか、玄人さんの愉しみかたもできるようだ~

100年前って案外、昔で不便で、でもその中で制作してた人っているんだと思った



今回の目的は、17日のアートレクチャーで、岡本太郎の「明日の神話」について。

主な内容

・太郎の評価が世代で違うこと
・太郎のバックボーンを簡単に(家族やパリで影響を受けた人たち)
・明日の神話の「原画」の違いと、富山にある原画(壁画の5分の1サイズ、でも横5メートル)の生昨年のサインの意味の推測
・第五福竜丸事件をテーマにした「燃える人」(東京国立近代美術館蔵)や、ベトナム戦争反対の際の文字「殺すな」の画像と太郎の文章
・昨年3月のチンポムの壁画「いたずらがき」騒動とされる、一連の事件のことと、今また無関心にされている壁画の様子など…


約60分のレクチャー。現在進行形の話、っていわれたのは、レクチャーって教えられるってイメージもあったから意外で、本当に気軽に聞けたw


ツイッター等で誤解が広まっているとして、岡本太郎作品がなぜ富山で購入されて収蔵されているかの理由を教えてもらえておもしろかった。
「その場でもっていけ」なんてありえない話だとおもっていたけど、やはりね~


某有名な相談役が「20世紀美術を扱う美術館に岡本太郎がないのはおかしい」と県庁と話をして、仲介をしてもらいまず「赤い兎」が購入決定に。
館の主旨を理解してくれていただろう太郎が、すでに壁画が行方不明になっていた「明日の神話」の油絵(原画)にも譲ることができるが…ということだったそうな。

私はその某有名な人よりも、岡本太郎と勉強会等で交流があった瀧口修造の存在も感じるのだけれども明言されなかった。
瀧口修造は美術館に関する役職、その他の役職も全て辞している人だから、オモテだって何かいう、いったことを残すとは思えないので、やはり推測だが…。太郎の評論立ち読みしてたらおもしろかったw


個人的には「赤い兎」が好きかも!
ポスターもチラシも「赤い兎」だし、永井さんのかっこいい!


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