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森村泰昌「なにものかへのレクイエム-戦場の頂上の芸術」 @兵庫県立美術館 

2011年がはじまりまっています。寒中お見舞い申し上げます。
今年も「とーくる」をよろしくお願いいたします!

2010年から全国4箇所巡回の、最終地の兵庫県立美術館で、森村泰昌氏の個展「なにものかへのレクイエム-戦場の頂上の芸術」が開催中です。

兵庫県立美術館 ミニ
兵庫県立美術館の風景

豊田市美術館
豊田市美術館の風景

詳細は、HP〔「森村泰昌」芸術研究所〕でチェックを!


4館制覇を目指しましたが、東京都写真美術館、豊田市美術館は堪能。(上野千鶴子さんとの対談よかった!)
広島市現代美術館はいけませんでした。念願かなわず…
本当は11月25日あたりにいきたかったけど、貧乏なのもあるけど場所も日程もあまりにも私にはディープだった。


兵庫県立美術館は、震災のメモリアルデーの悲しみの翌日、1月18日の朝9時30分からの開会式。
(1・17は大阪のボロホテルでテレビで泣きどおし…兵庫にとんでいけない自分のふがいなさが憎かった)

森村さんの開会式は…もちろん出向きました。
雄弁な作品は、時代への警告にも優しさに満ちた誘導にも思えるというこれまでの気持ちをもって…



各美術館でいろんなことを思いました。
シュウゴアーツでのミシマの「烈火の季節」での“静聴せよ”の怒号の出会いの衝撃からはじまり、「独裁者はどこにいる」。そして「海の幸・戦場の頂上の旗」。
あ、「海の幸」の拍手のために東京もいきましたね…草月会館。

兵庫の少し残念なところは、若干音が漏れるところ。バリアフリーじゃない、全く。いつになってもこの建物にはぬくもりを感じない…

しかも「海の幸」のピアノのところで違う音が入るのは、ちょっと許せなかった…(ただ私の心が狭いのか…)
でもデュシャンやウォーホルは、一番いい展示だと思ったかな。


でも兵庫の最高なところは、コレクション展〔「その他」のチカラ。森村泰昌の小宇宙〕展で、モリムラさんの別の顔が見れること。
私は彼の書が特に大好き。音声の谷崎ばりの小説の一部もおもしろい。かなりうける。
O氏の見識とそのバイタリティーに感謝。お礼の限りです。

関西を拠点とする作家でありながら、13年ぶりの関西での個展だという。

他の会場、それぞれの見え方がしましたが、この会場では「写真家・森村泰昌」が本当に明確だと思いました。,今更だけど写真も美術。歴史でもあるけど…、その点も古典をみたら一緒か!
おススメとしかいいようがありません。

こんなに心揺さぶられる感覚は、歴史と対峙して次へと向かう姿は、うーん男らしい!
ふと思うと、20年ファンしています。去年から今年、追っかけ随分したけど、心地よい。

恵比寿でみたときは、「海の幸」がとても「死」が強すぎて怖さすら感じたけど、関西でみると、2日前にみたルーシー・リーでもそうだったけど、関西人はよく笑うししゃべりながらみてる。
今回も「あれ、お母さんだってね~」とか。「これ誰?似てないやん」とか…「独裁者」の意味不明な関西弁の言葉遊びも笑ってるし突っ込みいれる人もいた。六本木クロッシングとかはみんな真剣にみてて無言。それも「ほーー」と思ったけど、関西ってダイレクトな場所だという実感。関西の人には怒られそうだけれども…


しかし、3つの会場をみて、兵庫でやっとなんか肩の荷がおりたように、争いや死も受け入れつつも前を向く、「レクイエム」とは本当に難しいもの。でも誰もが誰かへのレクイエムを持って生きていくのです。そんんな思いに駆られました。未来ですね。
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