臨床するアート 

風邪がかなり流行っていますね。
もちろんのように、私はひいています。寒暖の差がこたえるのです。

さて、以前から気になっている「アートミーツケア学会」の2007年度大会が来月開催されます。

アートミーツケア学会
2007年度大会「臨床するアート」
日時:12月8日と9日
場所:横浜、BankART1929 Yokohama 3F 1929スペース



内容がとにかく行きたいと思わせるのです。
しかし、残念ながら仕事が入っているので、いけないのです(涙)

何人かの人のお話は聞いたことあるのですが、魅力的です。
とくに聞きたいのは、鷲田清一さん(大阪大学総長)の講演会「臨床する知とアートの力」

以下抜粋で講演内容です。

人間の生を育むケアの場が抱えるさまざまな課題は、既存の専門知が直接に向き合うだけでは解決は難しい。今、求められているのは専門と非専門の間をつなぎながら、価値観にゆらぎをもたらす<臨床する知>ではないでしょうか。また、そこにアートはどのように関われるでしょうか。ケアの本質にせまる新しい知、そして新しい美について考えます。



先般、東京都写真美術館の「鈴木理策展」のカタログに鷲田先生の文章が載っていました。立ち読みで、少々難しいかったのですが、ステキだったことは印象として残っています。
アートとケア…難しいけど、とても広がりのあるジャンルの融合です。人が支えにするものと支えるもの、興味深いです。
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前田常作先生と富山の展覧会 

去る10月13日土曜日に、前田常作(まえだ じょうさく)氏がご逝去された。
富山県出身の洋画家。マンダラや宗教的世界を描いたことでも、ムサビの学長したのでも有名なのかもしれない。

唯一、私の家にあった展覧会カタログは、平成元年に富山県立近代美術館で開催された「前田常作展」だった。私は見てないのに、なぜかあった。
富山県(とくに新潟よりの東部)に住む人には、絶対的に人気のある人だと思う。

昨日は、西田美術館で企画展「ロシアイコンを20世紀の作家たち」と常設をみて、下山芸術の森・発電所美術館で「母型 内藤礼展」をみた。
だけど、西田美術館は前田先生のコレクションで有名な場所。下山美術館は、氏が名誉町民の入善町…と、なんだかかなり追悼してしまった。

もちろん、西田美術館では、山下りんの現物を初めてみることができ、発電所美術館では晴天の光をうけた会場で内藤さんの世界をゆったりとできたのだけれども。

高山辰雄氏、黒川紀章氏、前田常作氏…この秋は大切な人たちが鬼籍に入られるような気がしてならない。ご冥福をお祈りいたします。


ちなみに、今日10月15日は誕生日。
「ミュージアム・アクセス・とーくる」の設立日です。
最近活動してませんが、ツアーしたいな!と思っています。



世田谷美術館で手話 

すっかりブログを書く熱が沈静化…というか、また花粉症なのか体調を崩していました。(目の調子が悪いのです…)
退院以来、あまり美術に興味ないのも、いつも自問自答しているところも、正直なところかもしれません。

でもみた展覧会もいくつか。
六本木の国立新美術館は個人的にはフェルメールなんかより、安齋重雄さんの写真がダントツに面白い。フェルメールは…お金(いや時間)を返して欲しいくらい。
この時代が好きな人(前半の版画、楽器の実物等は面白いですよ!)にはたまらないのだろうけど、私は断然安齋さん派だった。50代には特にたまらないはず(笑)
遠目にみかけたご本人は、すごくエキサイティング!

西洋美術館のムンク展は…どうなんだろう。一番みたい所でライトの光がちらついた。期待に背く彼の後年の栄光ある生き方…。画家も人間なのですよね。私のお気に入りは「不安」「絶望」、一番は「声/夏の夜」。ダンスもよかった。ラストになる程、私の勝手なムンクのイメージを裏切られる。それも悪くないけど。

東京都美術館の「フィラデルフィア美術館展」は…。不覚にも壇れいさんの音声ガイドにばかり気をとれらてしまった。
ルノアールの少女と、エルンストの妻の絵だけが特に印象に残る。
両極端の女性の肖像に心奪われたのだけど、ルノアールの「ルグラン嬢」は本当にかわいいし、じっくりみたのだけど、もうお手上げです!文句なしに愛らしい。(本当は私はルノアールは苦手…)

勿論、ブランクーシやルソー、オキーフのステキさはあるのだけれども、「どこかでみたことある??」が沢山でした。教科書っぽいのかも…。
でも絶対に行きたい美術館ナンバー1なので、予習としてみてきました♪私は、もっとデュシャンがみたかった…。ああ、見に行きたい。


とにかく誇大広告にはまどわされてはいけない!と強く思った。
でも見に行かないと、楽しさも文句もいえないのだけれども。


今回は、世田谷美術館で開催中の「福原信三と美術と資生堂展」をみた。夏から開催の常設展が目当てだったけど、タイミングよく2つの企画をみることができた。

しかも、運よく、飯沢耕太郎さんの講演会を聞くことができた。
さらに、ここの美術館の講演会は「手話付き」。初体験です!


昔初級で習った手話を思い出しつつ、正直、飯沢さんより、手話通訳の方に注目してしまった。すごく簡潔で分かりやすい手話だった。
正直単語は忘れてしまったのだけど、手話って、すごいコミュニケーションツールだな〜と確認です。
飯沢さんのお話、特に諧調に関する分かりやすい説明は面白かった。ただ質問があったのだけど、世代ギャップが会場内にあったので、スルー。なので少々すっきりしなかった。

展覧会自体は…最近デザイン・グラフィック系も盛んに扱うこの美術館の展示は、大変見やすく、キャッチフレーズの言葉を思い出しつつ見た。
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