ヤノベケンジさんの公開講座
約2時間でご本人が自分の制作の歩みを、とても出来の素晴らしく上手い映像(作家らしいユーモアと記録とプロモーション要素で構成)で見せてくださいました。面白い時間でした。
関西の方らしく、しゃべるのがうまい方、分かりやすくプレゼンするのが上手いなーと思いながら聞いてきました。
ヤノベさんの制作の基本姿勢に関する質疑応答のところでのお話。
自分が制作などの上で考えることは、子どもの頃になりたかった大人、いたらいいなーと思った大人、いろんな問題に精通し、解決する「博士」が根底にあるということでした。
こんなことしている人がいるだけで元気で楽しくなれる、そんな大人でいたいし、それを見てもらいたい、という趣旨でした。
また、アーティストは、自分が創りたいことをしているだけで、政治的・思想的な活動ではない、という発言が印象的でした。
- [2006/11/30 10:04]
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ステンドグラス 大伴二三彌展
もうすぐ冬といった感じで、太陽のある場所だけ温かく、全体的に風が冷たくなりました。日溜りが恋しい季節です。
この夕方の太陽が温かさを持ち去って沈んでいく季節。ステンドグラスの作品展を見てきました。
タイトル ステンドグラス 光と造形〜
大伴二三彌(おおともふみや)展
場所 射水市新湊博物館
富山県射水市の道の駅「カモンパーク新湊」の隣です。
時期 開催中 12月24日(日曜)まで。火曜日等が休み。
料金 一般300円、中学生以下は無料
(常設の郷土の歴史・民俗のエリアもみれます)

富山県射水市(旧新湊市)出身の大伴さんが寄贈なさったステンドグラス作品をはじめ、共同制作をした福沢一郎、難波田龍起の作品の展示ということで行きました。
正直なところ、行くまでは、ステンドグラスには余り興味なく、福沢一郎らの名前と、東京駅中央のステンドグラス(あのエスカレーターの急なところにある巨大の作品)の制作者だと知って、なんとなく気になったのが理由です。
瀧口修造と並べて紹介されることも多い作家・福沢一郎って見たことあったかな?というのが一番でしょうか?
個人的にちょっと心配だったのは、ステンドグラスの持つ、あの「ハイソな趣味的」な世界…。
会場の作品は違っていました。ガラスの組み合わせの妙や光の加減が楽しめました。洋画家とのコラボレーションの作品もですが、固定されたイメージが壊れました。面白い世界です!
ガラスってブロックのようにも薄皮のようにも使える、色の深みやくすみの暖かさとフレームの黒い色のバランス。じっくりみると面白いですね。
特に夕日に照らされた建物に沿うようにしてある展示は、うっとりしました。

この日本のステンドグラス作家の先駆者とされる大伴さんは、本年3月に残念ながらご逝去されていて、今回の展示はご覧になってないことです。(なお、お名前の「彌」は「弥」で表記されることも多いようです。)
今度東京駅に行くときは、福沢一郎との共同制作のステンドグラス作品「天地創造」を前に、ちょっと立ち止まりたいと思います。
今回会場にいらした監視員?の方に原画が実際にある場所を教えてもらって、かなり日が暮れかかった中、小杉駅横の歩行者用の橋のステンドグラスを見てきました。
郷土愛からでしょうか。ご本人の作風とは全然違い、土地のお祭りや観光地案内的な作品のですが、また別に暖かい気分になりました。
ガラスの面白さは光の演出にウエイトが高いと指摘されますが、このような原画をまずみて、その後現物を探しに行く…という楽しさ、秋の午後のミニ遠足のようなものでした!
- [2006/11/26 18:20]
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森村泰昌の「作り文字」
会期 2006年11月30日まで。会期中無休。
時間 10時から17時30分。
場所 虎屋ギャラリー(虎屋ビル2階)。入場無料。
(「とらや」は、勿論、あの羊羹とかで有名なあの和菓子屋さん。ギャラリー(虎屋文庫)のある本店は赤坂にあります。)

触って遊べる木の和菓子(青柳豊和さん)、和菓子の木型でつくった和紙の世界(永田哲也さん)、和菓子の極小ミニチュア(福留千夏さん)、アーティストと職人のコラボレーションによる和菓子と作品の競演(亀井紀彦さん)。4人のアーティストの世界が繰り広げられています。小さなスペースですが、いろいろ遊べて楽しかったです。
特に青柳さんの、触って遊べる和菓子シリーズは、全部触って来ました。おまんじゅうの味を想像したり、手触りのよさ、マグネットの仕掛けの上手さに感心したりで、お気に入りです!
いつもの静謐な展示も好きですが、食べるだけではない、和菓子の世界の面白さを感じました!
そして一番のお目当は、やはり特別出品の 森村泰昌さん!
モリムラさんが最近行なっている「作り文字」。新しくこの世に漢字を生み出していらっしゃいます!
虎屋ギャラリーには、作品展示では、その「作り文字」のお軸の作品が2点。面白い文字です。
加えて、「作り文字」から6つをセレクトされた、和三盆糖入りの干菓子「ことのはのあじ」が販売されています!
(会期中の個数限定販売、たしか500円)

美味しいです。うっとり眺めながら、美味しく、ゆっくりと頂いております。
特に「ビ」が素晴らしく、大好きです。私はまず最初に頂戴しました!

「作り文字」については、干菓子と一緒にモリムラさんの意図の商品案内(?)が同封されています。これはとても大切。
是非、虎屋でお買い物をして、和菓子を楽しむ、言葉を楽しむ。2度3度楽しんでください。
モリムラさんの文字。
今回の「烈火の季節−なにものかへのレクイエム・その壱」のDMで、初めてこの強烈なモリムラさんの毛筆の文字を見ました。
ギャラリーでは当然、映像や写真もよかったのですが、文字も心奪うチカラがあります。

- [2006/11/18 18:48]
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「揺らぐ近代 日本画と洋画のはざまに」はオススメ
タイトル 揺らぐ近代:日本画と洋画のはざまに
会場 東京国立近代美術館
会期 12月24日(日曜日)まで
料金 一般 850円
作品数 約150点(前期・後期一部作品入替えあり)
問合せ ハローダイヤル 03-5777-8600
巡回 京都国立近代美術館 2007年1月10日から2月25日

(チラシの表は小林永濯さんの〈道真天拝山祈祷の図〉で菅原の道真が天神になる瞬間です。明治7〜19年頃の作。でもかなり劇画。展覧会の一端を示してます。)
「日本画」のはじまり、「洋画」のはじまり。それぞれがいろんな作家たちの模索のもと、国とかが勝手に決めた言葉や定義の先走りと、個人的な技法やモチーフの探究。その時代の欲求と作家個人の考え方。それらのごった煮感がすごいです。
油絵具で描かれた軸や屏風。額まで広がる絵、、、歴史画を模索しての結果なのか和洋折衷の不思議な世界観の数々。当時の画家を初めとする人々の頑張る気持ちなのでしょうか?
美術館のホームページに「ココが見どころ」というのがありました。
私が特に納得したのは、4つあるうちの2つ目です。(以下引用)
■重要文化財5点を含む日本近代絵画史上の名作も、日本画と洋画の概念が確立する途上に描かれた、奇想漂う作品も、同じ俎上にのせてとらえなおします。
藝大所蔵の貴重品、高橋由一の〈美人(花魁)〉や狩野芳崖の〈悲母観音〉、ボストン美術館所蔵作品をはじめ、展覧会の目玉になるような有名作品も数多くあります。栖鳳も観山も御舟も華岳も。個展開ける名前もずらーっと並んでいます。
本当にたくさんです。けれども名前は知っていても、全然知らない雰囲気の作風も沢山ありました。画家も生きているのだから、変化する…、当たり前なのですけれども、作家像がイキイキとします。
同じに、名前も知らない、全く見たこともないような作品も数々。
常設にいつもある作品の見え方もまた変わり、また素晴らしいくらい、突っ込みの入れることのできる作品もありました。常設の常連の、何時も「とんでもない感をくれる」あの巨大な龍に乗った観音像、原田直次郎の作品もありました!
本当に驚きです!
しかも、会場は空いています!

専門的なことは、講演会や図録で是非チェックください。美術館ニュース「現代の眼」の木下直之氏と菊屋吉生氏の文章も面白かったです。(特に菊屋氏のは、必読です!)
私の一押しは、岸田劉生の麗子の絵〈野童女(のわらめ)〉。ワイド画面風で、中国唐代の禅僧「寒山拾得(かんざん・じっとく)」にヒントを得たとか。麗子像の中でも群を抜いたブキミさです。
川端龍子〈龍巻〉はすごい迫力。熊谷守一の鯉はヘタウマ系で笑える…。大好きな小杉放菴もたくさんあって嬉しい限り。なかなか見れない秦テルヲなど、約150点はバラエティー豊かです。
個人的にはどうしても堅苦しく感じてしまう明治から昭和初期の「日本画・洋画」
けれでも、やはり人間が作るものは「教科書どおり」にならないところがある。その混沌と過剰さぶりが素晴らしいと、心から実感することができました。
「近代が揺らぎます。」とはチラシのとおり。近代のイメージが変わりました!
- [2006/11/14 22:41]
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大竹伸朗「全景」 2回目!!
大竹伸朗「全景」展を見るためです。
今回は、若い「美大系」の人たちで、結構な混雑でした。人込みの中展覧会場にいると、前回とまた違った感覚になりました。

(写真は「鑑賞ガイド」。新聞紙1面サイズでしょうか?そしてチケットもぎりには輪ゴムが登場!)
さて、今回のお目当は、大竹さんのデュシャンへのオマージュ。3階の「EZMD」のコーナーです。
デュシャン好きの大竹さんらしく、うーん、面白い。青みがかったデュシャンの顔もよく雰囲気が出ている。墨のマンガ風の、でもレジェ風にも見える作品も、細々とデュシャンのモチーフやテーマがあって、感動や発見というより、かなり笑えます。突っ込み所が多数で、楽しいコーナーでした。
デュシャン以外でもかなりこの人は美術史が入っているのだろうけれども、多分余り気にしていない。そんな所がカッコいいです。
今回のミュージアムショップは、前回より品物豊富?きっと前回が買い占めさん達の後だったのでしょうか?図録待ちの身としては我慢のしどころ。でも思わず『ユリイカ』を買ってしまいました…。
そして『ユリイカ』の大竹伸朗特集号を読みながら、帰路に…。
電車の中で大笑いしてました!!
なんといっても本人のインタビューが一番面白い。
あと「心の兄貴」としたう女性のお話も。その他、展覧会オープン前に原稿書いた人たちは偉いなーとすごく思うけれども、あまりピンとこない所もありました。(でも『ユリイカ』にしては、すいすい読めた!)
最大に心ひかれたのは、やはり本人のインタビュー部分の中。私の敬愛する・みうらじゅんとの「スクラッパー」繋がり。
スクラッパーの業の深さというか、選択の刹那の美というか、その素晴らしさに、感嘆の声です!
本文から、大竹さんがニューペインティングの画家を括られていることのもどかしさや、宇和島から感じる作家さんとしての距離感も感じました。東京に長らく生活している人、特に美術関係者の人たちには、〈大竹伸朗・再来〉っていう雰囲気なのでしょうか??
50代にして回顧展は正直少々早い気もしますが、これだけの活動をフラットに見せることに、とても重要性を感じました。この作品量でもかなり厳選されているらしいし…。
地方から東京や関西の美術館やギャラリーを見ていても感じる距離感。見るのが好きな人間ですらそうなのだから、創る人には、もどかしさもあるのかな〜
でも、大竹さんには、宇和島(アトリエ)とそれ以外の場所(世界中全て)の区切り程度しかなんじゃないかと、勝手に想像をめぐらしました。
それにしても、私が思っていた順序と違って見えたり、前回見て気にいった作品がどこにあるのか分からなくなってみたり、本当に大竹さんの作品の大海で溺れかかる感じで、必死でした…。
どれまで本当に見て、どれを写真で見たのか、少々混乱しています。「宇和島駅」は本当に見たのだろうか…。もはや〈既景〉だったかもしれない。
デュシャンと大竹さんに着目した今回。デュシャンは、多くの人が指摘するように、謎の多い作家で、絶対に「答え」がでない人。そして「答え」がだせないように無意識にも意図的にも挑んだ人だと思います。
そして大竹さんも、「答えが出せない度」は、かなり満点に近いはず…。
この情報化の時代に頑張るなーと思います。この「仕掛けてくる」感じがたまりません!
- [2006/11/13 23:17]
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森村泰昌 烈火の季節

体が熱い。血が沸き立っている。心臓も血管もおかしくなりそうだ。
今、会場を後にした。パフォーマンスは、もはや見れない。作品だけで充分。森村さん本人をみると許容量を越えるようで怖くて出てきて…作品が欲しくてたまらなかった。
《静聴せよ》
その声がまだ胸を叩きつける。感動と混沌で、まだ熱狂中か、他の事が頭から抜け出ている。
三島の市ヶ谷のバージョンとその映像だけで、一時間は動けなかった。
- [2006/11/11 18:20]
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今見たいもの…
でも仕事だったり、風邪ひき。気持ちとはうらはらに日常に追われ、どこにも行っていない…。今度の11、12日も残念ながら行けない。
今、私の心を捉えているのは、
1、大竹伸朗展に次はいつ行こう〜。
2、森村泰昌「烈火の季節-なにものかへのレクイエム・その壱」が見たくて見たくてたまらない!!!
3、宮城県美術館の「パウル・クレー」はやはり本当に諦めるのか?
4、奈良の正倉院展は、結局行けない。このまま一生行けないのか(涙)
正倉院展の今回のチラシは、本当に美しい。展示品も聖武天皇ゆかりの品々というのもポイントが高いです。おそらく50年後には見に行けないだろうから、特に何を見るわけでも、歴史ファンでもないけれども、聖武天皇をキーワードに、行きたい気持ちが高まりました。
しかし、例年のことですが、会期が短いので行きそびれます…。
(下図版はそのチラシ。右にたて文でキャッチコピーがあります。「日本最古、美のテーマパークかもしれない。」何だかこれは余計だと思う…。)

大竹展の余韻で気分は全体的に晴々。でも今、心の3分の1を占拠しているのは、森村泰昌 「烈火の季節-なにものかへのレクイエム・その壱」。
DMを見て、こころがザワザワした。行かねばならない。
詳しくはシュウゴアーツのHPへ。
不意にDMを見たので、居てもたってもいられなくなっています。(大竹展はかなり前から心の準備ができてました…。)
オープニングや11月25日は勿論、本当は見に行く余裕などどこにもないのだけれども、点数が少ないだろうしがっかりする不安がないわけではないのだけれども、見なくては絶対後悔するので、行こうと思います。
大竹さん見て、森村さん見て…豪華でクラクラだと思うけれども、それを見た自分が空虚にならないように、体力づくりにいそしもうとも思います。
正直、大竹さん見た後、大きな満足感と幸福感に包まれましたが、同じに激しい疲労感も覚え、次の展覧会見る予定等全てを取りやめ、新幹線に飛び乗って帰りました。
確か世の中には「運動の秋」ってのもありましたね。ほぼ11月分のブログ書いたから、それもありかな〜と思います。
- [2006/11/05 07:48]
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生誕100年 ダリ回顧展
爆笑問題が展覧会イメージキャラクター?。「私はダリでしょう?」のキャッチフレーズにのせられて、行ってきました。

(会場入口。すぐに入場制限がかかる混雑なので、ご注意を)
ダリの正式な生まれた年は、1904年なので、世界各国で開催された100年記念の一環として、日本でも作品が大量に見ることができるってことでしょうか?2年ずれてるけど、別にいいのか。
日本初公開もあり、話題の展覧会。画風の変遷や、一向に変わらないモチーフへのこだわりがよく伝わりました。
ダリの作品は、細密な所と、誰も見たことのない風景が特徴とかと言われますが、かなり社会倫理上のタブーに挑戦するようなことを、折り込んである作品だと思います。倒錯的なイメージ世界と執拗な描写。いわゆる性的タブーが随所にありました。確信的な言葉の数々、自己演出的なのか天然なのか…。お決まりの「シュルレアリスム」とか、夢・狂気・エロティシズムなどの言葉で片付く作家じゃないなと、だからこそ「シュルレアリスム」ということなのか…と実感してきました。でもたくさんみると気分が悪くなりました…。グロいのです。
事前に図書館で紹介本を軽く見たせいで、殆ど「その絵があるという確認」になったのは、失敗です。反省。
私が行った日は、朝日新聞が配ったタダ券?の有効期限前日だったとかで、平日の午前中、開館時間なのに既にすごい混雑。作品の前の列は3列にも重なり、一寸ずりでした。
でもだからこそ、厭なほどじっくり、細かい所まで見ることができたのですが…。明け方とも夕方とも感じられる、黄色と青のグラデーションの絶妙な空の色。遠景にある人影。無数に書きこまれるアリ。これらをしっかり発見することができました。これは感謝かもしれない。
「細かくて、スゴイわね〜」「ステキね〜」。複数で来ている人の感想を述べ合うのが聞こえるので、心の中で、私は反応していました。「でも、気持ち悪くない?」と。言わないのが大人なのか…。気持ち悪いのがステキなのか…。でも人前で感想言いにくい作品の数々に思えました。
救世主という意味の名前のサルバドールさん。この会場の混雑から救ってよ、と思って作品と、その向こうのダリに無言で訴えておりました。それ程の混雑です。
1月4日までの開催。会期中は無休。 お正月も開館ですね。出かける日の狙いをきめるのがオススメです。
- [2006/11/03 13:20]
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ルソーの見た夢、ルソーに見る夢
会期 12月10日(日曜)まで
会館時間 午前10時から午後6時
休館日 毎週月曜日
入場料 一般 1,200円
その他巡回先 愛知県美術館(12月20日〜2007年2月12日)、島根県立美術館(2007年3月9日〜5月6日)
ルソーをはじめ、素朴派のコレクションを中心に掲げる美術館で見たほうがいいかな〜と思い、世田谷美術館で見ることにしてみました。
ちなみに世田谷美術館開館20周年記念事業としての開催だそうです。

(世田谷美術館のある砧公園は秋の気配が漂っています)
会場は6部構成。チラシ等に使われているオレンジを抱えたサルの作品〈熱帯風景、オレンジの森の猿たち〉は、会場入口のあの半円形になっている時の中央にありました。
ルソーや素朴派も面白く、日本人がいかにしてルソーの受容してきたかが力説されている展覧会です。約140点の作品。ルソーの個展と勘違いされそうですが、違います。違うから面白いのでしょう。
案内チラシには「私たち日本人がルソーと共有した「夢の力」を味わっていただければ幸いです。」とあります。サブタイトルにもなにげに、「アンリ・ルソーと素朴派、ルソーに魅せられた日本人美術家たち」、「40作家の競演」ともあります。タイトルのキャッチが上手いと思いました。
個人的には、不意にお目にかかることができた松本竣介〈立てる像〉、教科書でお馴染みのあの作品があって、驚きました。ルソーと同じくらい嬉しかった

あとは写真コーナーにあった、川上澄生(かわかみ すみお)の文章が笑えました。あと加山又造の作品も意外性が強かったかったです。カタログとか読んでないので本当は言えないのですが、ちょっと強引さも感じつつ…。総じて、藤田嗣治や岡鹿之助、小野竹喬(おの ちっきょ)などもあり、「近代日本の美術の流れ」的な面白さも味わえる、面白い主旨だと思いました。
- [2006/11/02 12:17]
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