アートカクテル2006 IN笠間 

現代美術の展覧会のチラシを手にしました。
下3分の1が田舎の風景写真、中間から上が青色で、展覧会の名前と出品作家の名前の羅列。正直、見逃しそうな地味なチラシ…。

ただ、一番上のキャッチフレーズに笑いました。

現代美術は あなたの人生ほど 難解ではない


現代美術って、そんなに「難解」なんでしょうか??疑問!

今が「難解」なのか?昔の「芸術」も難解だったかもしれないけれども、現代のように、ここまで口に出したり、自由に表現できなかったのでは…。アカデミックとライフ…。アートが全てを理解できるとはずうずうしいのでは…。いろんな思いつきが沸くフレーズでした。(どんどん意地悪になってしまう…)

(後日1センテンス削除…)

「人生=人として生きること」は明確。ただ、人生をとりまく状況は人生を難解に痛感させるのかもしれません。
けれども、戦争に巻きこまれたり、貧苦に苦しまずに生きている今の自分にとって、難解や理解のレベル、不条理のレベルがどの程度なのか、分からなくなってきます…。難解って、分からない、めんどう、とりあえず…の代替語のように思えるのですが、どうなんでしょう?
現代美術が、人生よりは「難解」であってたまるものですか〜、と感じます。現代美術はそれぞれの「難解」さから導いた作家の答えや問いやもがきを表してるのでは??
なんだか勝手に決めないでほしいことだという気分になりました。「難解」という尺度で現代美術と人生を同じに置いているフレーズの耳どおりの良さに、奇妙さを感じます。


展覧会は、若手?中心の34名の作家によるもの。平面も立体もあるようです。チラシには「なんとも名付けようのない不思議な形態の作品が笠間の街に並びます。」ともあります。冬に、富山の近代美術館でワークショップをした金田未生(かねだ みお)さんも出品作家のようです。
内容とチラシのフレーズは別物なのでしょう。

面白いチラシでした!フレーズにこれだけ「突っ込める」なんてなかなかありませんね。


若冲と江戸絵画展 

7月の連休に日帰りで東京に行ってきました。当然展覧会を見ないと気にいらない私は、開館時間前には並んでいました。でも軽く100人は既にいました。

お目当ては、「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」です。上野の東京国立博物館で開催中。


『奇想の系譜』の画家として、人気の江戸時代の画家・伊藤若冲。彼や同時代の画家たちのコレクターとして有名な、アメリカ人のプライス氏の所蔵作品が一堂に紹介されています。
「プライスコレクション」と名づけられた作品の数々、約600点の中からプライス氏と東京国立博物館がセレクトした101点が展示されている、とのことです。

長沢芦雪(ながさわ ろせつ)らの描いた、勇壮なトラが「化け猫」にしか見えず、いつもながら笑わせていただきました。
誰かの作品の人物は(僧侶)は、竹中直人そっくりでした…。
などと一人で楽しみつつ、今回のお目当ては、勿論、若冲(じゃくちゅう)の「鳥獣花木図屏風」です。

「鳥獣花木図屏風」は、右隻(屏風の右側)が特に目を引きます。中央の白いゾウの周りに、いろんな動物たちが描かれています。少しイラスト的な何時に遠めからは見えます。近づくと…目の錯覚を利用した途方もない時間をかけた手法・あるいみデジタル的な感じでかかれています。具体的に言うと、細かいタイルを張り合わせたように、そのタイルも幾何学な模様を入れたりしています。
たしか、静岡県立美術館にも同じモチーフが所蔵されていたように思いますが、圧巻です。ゆっくり楽しく見れる作品でした。展覧会チラシの裏面にもあります。



また今回のもう一つの見所は、ライティングと、ガラスケースなしの展示です。
最後のコーナーでは、プライス氏の強い意思により、屏風がかつて日常的に座敷に飾られていた雰囲気を再現してあります。つまり、ガラスケース越しに見る必要はありません。その代わり距離は多少あります。作品保護のことを考えたら、それでもすごい試みではないでしょうか??
白んだ光から蝋燭のような赤みのおびた光へ、光が変化して、作品の見え方がかわってくることを、本物でみせてくれています。絵具の盛り上がり、金や銀を使った効果など、画家の本領が分かると思います。これこそ必見です!!

プライスコレクション 若冲と江戸絵画展
場所 東京国立博物館・平成館
会期 2006年8月27日まで
料金 一般 1300円



巡回予定 詳しくは各館に
2006年9月23日(土)〜11月5日(日)
京都国立近代美術館
2007年1月1日(月)〜2月25日(日)
九州国立博物館
2007年4月13日(金)〜6月10日(日)
愛知県美術館

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ポスターの街でスタンプラリー 

富山県立近代美術館で開催中の「第8回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2006」をみました。

入選作420点と審査員8名の作品を併せた、計444点は圧巻!
世界52の国と地域から3600点を越える応募の中からの厳選された入選作。どれも面白いです。約9点に1点しか入選しないなんて、すごい「率」です。

デザインは、通常の絵画より、メッセージが明確なような気がして、でもその伝え方に、デザイナーの個性やバックボーンが光っているような気がして、とても身近に感じることができます。
はっきりいって外国語は読めないので詳しくは分かりませんが、勝手に「こんなことを伝えるポスターだろう…」と思ってみています。正確に読みとることは、プロのデザイナーに任せてしまえばいいはず。ポスターが難しいなんていうのは勿体ないなーと思います。普段の生活に溶け込んでいるものだから、改めて美術館で見るとちょっと不思議だけれども、大都会の街角や田舎の片隅に張られていたら、どんな風に見えるかなーと想像するだけでも楽しいです。特に海外のポスターはとても大きい、縦150センチくらいはあるので、迫力があります!

私論ですが、会場に足を運んだ人は、「今」の時代を世界各国の様々な場所で生きている人とコミュニケーションを試みればいいだけだと思っています。

今回は、グランプリはスイス人の若い女性が受賞とのこと。私は金賞の「ワビサビ」さんの作品が結構、毒もあって好きだなー、かっこいいなーと見てました。失礼かもしれませんが、洋服やさんでTシャツ選ぶ感覚です!


(画像はマップのスタンプ面。山折で、マップとし便利です!)

前回の3年前に引き続き、今回も「ポスターの街・とやま」ということで、街中にいろんなポスターが展示されていました。
やはり、全日空ホテル横の「富山商工会議所」の永井一正さんの巨大ポスターは格別に迫力でした!!飛行機からも見えるサイズなので、富山空港発着の場合よく目立ちます。

「ポスターの街・とやま」(略称:ポス街)のイベント・マップを片手に富山の中心街をふらつくのも、初夏には楽しいかもしれません。涼しい日に出歩くにはもってこいですね。
今回はスタンプラリーもあるみたいなので、3ヶ所のスタンプあつめて、何か景品を貰ってみたいな〜と思いました。
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対話型鑑賞プログラム… 

暑中お見舞い申しあげます

ご無沙汰しています。とーくるの(K)です。
さて、とーくる自体は、一向に活動の目処、話し合いの目処が立たないので、軽くスルーしたいと思います。

コミュニケーション不足、私自信が腰だけでなく、首までヘルニア気味なので、極力このブログは今は避けさせていただいていますので、ご了承ください。さすがに腰はいつ手術するか決めなくてはいけないかもしれません…。

さて、美術の「鑑賞」の仕方ということで、対話型美術鑑賞教材が販売されたり、それに関する展覧会が行われます。

アメリア・アレナスという人がキーパーソンです。
ベネセエラ生まれ。MOMA(モマ)教育部の講師として活躍後、現在は世界各国の美術館から美術教育講師やゲストキュレーターとして招かれています。著書も多数、関心ある人はネット検索してください。


タイトル:Mite! おかやま
 みて!アメリア・アレナスプロデュース
 見るたのしさ・体感展覧会
会期:2006年7月21日〜8月20日
場所:岡山県立美術館


彼女の本は読んだことありますし、対話型に参加した・見学した人の印象を聞きましたが、実物はどうなのでしょう??
私個人としては「鑑賞」という言葉しかいい言葉はないのかな???という少し疑問というか、なにか耳ざわりの引っかかりを感じます。
名称はともあれ、内容は、いかに各個人の意見を引き出すかであって、作家の問題意識が全面に出やすい、現代美術に特に有効という印象を持っています。

以心伝心のおもしろさのジャンルもありますが、基本的に自分の意見をいう、他人の意見を引き出す面白さが、アートへの親しみ、味わいだと私は思っています。でも「対話型」って銘打たないと響かない、アートへの多くの人の距離感を感じて一抹の寂しさも感じますね。



さてこの夏、岡山に行く方がいらっしゃれば、是非楽しんでください。
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