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彫刻をさわる 

とーくるのツアーではないですが、視覚にハンディのある男の子とお母さん、また違う日には、元気一般の小学生の団体と彫刻を触る機会がありました。

みんな丁寧にみるな…というのが率直。最初はこわごわ片手でふれるけど、両手で包むようにさわっていくとどんどん広がっていくみたい。

さわった感想聞いたり、今どんな部分を触っているかを伝えたりしてると、自分ひとりでみるよりいろんな情報が集まってくる。

彫刻は侮れないと思う昨今。
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ルオー展でアートツアー 

2007年度初の記事です

4月15日(日曜)に、富山県立近代美術館で、アートツアーをしました。

某視覚障がい者の団体の方々で、午前の会合のあと、近代美術館で待ち合わせ、ツアーを行ないました。

ハンディのある方10名に各1名の付き添いの方、計20名の参加です。

すっかり、「5,6人でしょう」という感じで、事前の打ち合せを終えていたので、当日にびっくりでした!
だってとーくるのメンバーは、田んぼ仕事などで欠席者続出でしたから…。

今日は春らしい、いいお天気。
美術作品より、美術館のある公演のしだれ桜を見たい気持ちもありましたが、とても楽しい時間をすごすことができました。感謝です。

この美術館は高校生以下の子どもと、各種福祉手帳を提示したら無料で展覧会全てがみれるので、よく使います。
今回は、常設だけで時間が一杯でした。反省点はここでしょうか。「ルオーの版画展」は入口だけだったのですが、常設にある油絵を横にしたルオーのポートレイトがみれたので、印象を深めることができました。

ともかく、ご参加くださった方々も、楽しくお過ごしになられたのあれば、嬉しいです

アートツアーがテレビで紹介されます 

5月27日に開催しました「言葉で楽しむアートツアー 富山県視覚障害者協会青年部と楽しもう!」がテレビで紹介されます。

放映予定 

日 時 6月5日 月曜日
     午前7時30分から45分の間頃で5分程度
テレビ NHK総合ニュース「おはよう日本」の
    中部・北陸エリアの時間

内 容(NHKからの案内文章)
視覚障害者といっしょに美術館の絵を「ことば」で楽しむ取り組みが富山県で行なわれた。誰にでも気軽に美術館に来て楽しむことから始まった活動は、参加者に意外な結果をもたらすことで注目されている。絵を媒体に視覚障害の有無に関係なく、それぞれが新たな発見をした美術館の1日を紹介します。
なお緊急ニュースなどの場合変更されますのでご了承ください。



本当は急遽本日6月2日、夕方6時半頃のNHKの富山ローカルニュースの処で放送されました。参加者のインタビューや会場での言葉のキャッチボールの様子も内容に入っています。2グループの参加者の方が中心に取材されています。印象や想像を含めて、青年部とのアートツアーの様子全般。ツアー未経験の方にも全体の雰囲気がつかみやすいと思います。

私(K)は後半からしか見れなかったのですが、ニュース後のアナウンサーの方のコメント、「自分だったらどんな風に伝えようか一生懸命作品をみて、考えるだろうと思います」というような趣旨の言葉に共感しました。またインタビューをお受けになったSさんや、事務局でのあるHさんの言葉のやり取りが印象的でした。
実際27日も青年部の方や晴眼者の参加者数名に感想をマイクで発表していただき、みんなでそれを聞きましたが、活動を通して、人それそれに波及したことを再度思い出していました。

この番組をつくったNHKのディレクターNさんも、「新しいコミュニケーションが生まれる場所としての美術館の魅力」「言葉を介した双方の言葉のキャッチボール」を理解してくださっていたようなので、とーくるとしては、嬉しい内容なのかな?と思います。

早速テレビをチェックした参加者の人から、知り合いが映っていた、それそれの話しがあったよかった、今回お手伝いできてうれし涙で泣ける、などと連絡を受けました

テレビをご覧になった方、どんな印象をお受けになるのでしょう??参加したしていないなどに関わらず、勿論富山県内外を問わず、いろんな方から感想などいただければ嬉しいです。
富山・石川・福井・愛知・岐阜・三重・静岡の各県ににお住まいの方、とくによろしくお願いします
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青年部とのアートツアーの様子 

視覚にハンディのある人と一緒に美術作品を味わうってどういうこと?
という疑問に応えられるか分かりませんが、当日の写真を2点掲載します。
会場は富山県立近代美術館「アート・シンフォニー 20世紀美術の響き」の1階会場です。

1つ目の写真は1グループさん。青年部の部長さんたちが、ピカソの作品を楽しんでいる所です。このグループの視覚にハンディのある人は「ヴァザルリさん」の作品が好きだと、最後に感想言ってらっしゃいましたね!飛びぬけて明るいグループだったと思います。


もう1つの写真は会場で、何人かでそれぞれ話をしたり、ちょっと疲れた人や座ったり、点訳の解説を読んでいる人がいたりした、ちょっとくつろいだ雰囲気です。3グループの人たちが中心のだと思います。



たくさんコメントを下さったMさんは、4グループで、どのように決めたのか、2階の抽象画や日本画を中心にみていらしたと思います

人それぞれいろんな動き方をしました…。1時間の作品鑑賞が長く感じるか、あっという間に感じるかは、その時の作品というより、出会った人とのコミュニケーションが上手くいくかどうかだと思います。

いろんな人と話していて、視覚にハンディがある人1人と本当に気の置けない人とだったら2人だけで、美術館で作品を前にする幸せがあるんだよね~と話していました。
ではとーくるは、発展途上中だから、晴眼者は複数人いるのか、「見る」ことの本質に気付くために複数の人に経験してもらえるようにしているのか、少々混乱気味です。ただ、決してどちらがいい!ということの答えは固定しないということだと思います。
人は一緒に時間を共有する人間によって、いかようにも心が変化し、笑顔にも不機嫌にもなるからです。
大人数のツアーも楽しいですが、個人のオーダーに沿うような小さなツアーも楽しいし、正直参加者集めの苦労を考えてると「お声」をかけていたければ、調整できるフットワークの軽さも好きです。

結局のところ、あまり固定的に考えずにいけたらいいなーと、安直に思う今日この頃です。緩急おりまぜていきたいものです
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アートツアー青年部と楽しもう の速報 

2006年5月27日、とーくるのアートツアーが無事終了しました!

楽しかったのは、私だけでしょうか?
1時間展示室で作品の前を行き来するのは、少々ハードかと思いましたが、ハンディの有無に関わらず参加した人の感想を聞いていたら、それぞれ楽しまれていたようです。それそれの楽しさや発見が美術館という「ちょっと敷居が高い」ように感じられる場所で行なわれたのは、面白いことだと思います。
建物や美術作品が持つ偉そうな雰囲気に生身の私達のいきいきとした姿が全くひけを取らずに、有名な作家が描いたように、私達は作品について気取らずに話し合うことで、作品を身近に感じたように思います。


参加者は、スペシャルゲストの「ミュージアム・アクセス・グループ・マー」の4名ととーくるの3名も加えて、約40名の参加で、5つのグループに分かれてツアーをしました。

各グループに、視覚にハンディのある人が約2名。晴眼者が6~8名。まず自己紹介をした後、どんな作品をみるか少しだけ話し合って、あとは展示室にレッツゴー。1時間後に控え室に戻ってきたときには、わいわいがやがや、みてきた作品について話をしたり、それぞれです。

今回は嬉しいことに「青年部」の人達のイメージに引きつけられたこともあり、若い参加者も多かったです。もちろんいろんな世代、バックボーンをお持ちの方がいて、それがまた新鮮でした。
東京のマーから盲導犬と一緒にきてくださったAさんが最初におっしゃってましたが、特に美術好きの人は晴眼者の5分の1くらい、視覚にハンディのある人が身近にいる人、関心がある人が3分の1くらいでした。ある意味「先入観」のない人たちが今回集まったように思います。無理して肩に力がはいった人も少なかったような気がします。

初対面の人と突然グループを組んで、おしゃべりしあう事、当然少々の緊張はつきものですが、それも心地よさに変わってくるのかなと感じました。人の言葉を聞く、聞いてもらう、言葉のキャッチボールの楽しさの再確認という意味合いもあったと思います。

とーくるとしては、言葉の持つ固定観念からどう離れた、言葉を身につけられるかが課題でした。黒やグレーの色が使われていても、暗い、悲しいなんていう「一瞬みたかんじ」だけでは、深く味わえないように思います。
ボキャブラリーやたとえ話のテクニック、テクニックというより、そのような視点を持ちあわせる懐の広さを持ちたいなーと思いました。課題です。


まずは速報まで。参加した方、されなかった方、いろんなコメントをお待ちしています!

マリー・ローランサン 囚われの女 

先日、富山県立近代美術館でみた「マリー・ローランサン」のミニツアー。Oさんから感想を聞く機会があったので、ご紹介します。

中途の障害で視覚にハンディのあるOさんの場合、会話を交わしていると、何かその中のフレーズで、突然ピンと「その作品が見える」そうです。
今回の「見えた作品」は「囚われの女 2」だったそうです。

少し絵の説明っぽく

画面中央上から、ばら色の大きなカーテンが左右に分けて止めてあり、三角形の隙間が生まれています。
中央にたたずんでいる女性は、三角形のカーテンからこちらにまなざしを向けています。
私たちから見て左側の目はこちらを向いています。
そして右側の目もカーテンごしに、しっかりとこちらを向いています。うつろな感じも受けますが、ロマンチックなまなざしではなく、鋭くはないですが、しっかりとこちらを見ています。

カーテンごしのまなざしの言葉で、Oさんはピンときたそうです。そして質問は、「囚われっていう題名だけど、なんか鉄格子とかあるの?」でした。

答えは、「鉄格子とか、人を囲むようなものは書いてない、です。あるとしたら薄いベールのようなばら色のカーテンが格子柄のように四角の模様があるくらい。」でした。

その場から立ち去ろうとしたら簡単に物理的にはできるかもしれない、けれども気持ちは逃げられないところにおかれている…そんな印象を受けるのです。

Oさんの場合、話を聞いていても途中までは全然「見えない」そうです。でも突然「見える」ことがある。

ピンとくるキーワードはどこで出てくるか分かりませんね。人それぞれ反応する言葉も違うでしょう。
でも楽しいひとときでしたよ。ローランサンとも会話し、一緒にいた人とも会話した、そんな気分です。


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マリー・ローランサン展でミニツアー 

今日は桃の節句、お雛様ですね。

さて、今日昨日の予定どおり、「マリー・ローランサン展」のミニツアーを富山県立近代美術館で行ないました。

11時過ぎから約1時間。
参加者は、視覚にハンディのある方は男性Kさんと女性Oさん。とーくるは、私と影ますたぁさんがご一緒しました。他に一緒に美術館までアクセスしてくださった、アイサポートキララさん3名とのツアーでした。
今日の場合、ツアーって言葉はピンと来ないですね。一緒に美術館で過ごした、鑑賞した、という感じです。

今回の展示は、マリー・ローランサンという女性が画家として20世紀初頭の激動のヨーロッパを生きたドラマチックな側面もあります。(お昼のワイドショー的でいけないかもしれませんが…。)
この展覧会は、円形の会場を1周すると彼女の画家人生がたどることができて、分かりやすい展示でした。

私はKさんと自画像を中心に、Oさんは結構質問を加えつつ一周しました。男女それぞれのペアで回ったので、それぞれの意見ですね。面白かったです。

一緒に見てそれそれの見方が深まったと思うのは…

・正面のばら色の壁に象徴的に飾られていた「優雅な舞踏会あるいは田舎での舞踊」
・流し目が美しい「扇」
・生き生きとした植物に囲まれた「棕櫚のそばの乙女」
・ばら色のカーテン越しの眼差しが印象的な「囚われの女(Ⅱ)」。
(この作品はポスターやチラシに掲載)


などでしょうか。ローランサンって楽器や動物をどんどん画面に登場させるので、その不思議なクセに気付くことができました。

さて、マリー・ローランサンはどうしても女性のファンが多い作家のようです。作品を楽しんだ後、おみやげをチェックするのも楽しみですよね。
長野県蓼科にある「マリー・ローランサン美術館」のグッズもあるようで、何人かチェックしていらっしゃいました。

Kさんに「奥さんへのおみやげがあったら、喜ばれますよ~」とどなたかが言ったのですが、約1時間のツアーで疲れ気味のKさん、予想外の提案に、本当にびっくりで目をきょろきょろさせていらっしゃいました!ご夫婦でいらっしゃる旦那さんの反応と同じですね。

KさんとOさんには、子供向けに無料配布されている「きんびキッズ・ガイド」をおみやげにしました。おみやげ探しもパワーが必要ですからね!

Kさんは絵は苦手とおっしゃるのですが、これで3回は富山近美に来館していらっしゃいます。
「法律が変わったらまたどうなるかな~」と最後にちらっとおっしゃっていたのが印象に残りました。(障害者自立支援法の事ですよね?)
気軽にアクセスすることができる環境。その補助となるヘルパーやボランティアの存在は、ツアーには欠かせない存在です。うまくNPOや行政がフォローされないのかな、と漠然と考えています。まだまだ勉強不足ですね。

とにかく楽しかったツアーでした。混雑していない時間帯だったのもよかったです。
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